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不定期、今日の一言。        「ずっと夢を見て安心してた♪合掌。」


by cyanosis
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秋の夜長に

読書の秋キャンペーン中。
頑張っていろいろ読んでいきたいと思っております。

手始めに図書館から借りたまま読んでなかった
歌野晶午の女王様と私を読了。
秋の夜長にむさぼり読みました。
この人の本は葉桜…以来。
とりあえず葉桜…は傑作。読みましょう。

で、こっちの感想。

う~ん・・・俺は電車男を本も映画もドラマも見てないんだけど・・・
こんな感じなのかな(多分違う

内容が非常に書きにくい本だ。
一応主人公のオタク男性が「女王様」と出会い、脱オタしてく・・・話であるのだけど。
中盤には誘拐殺人事件も起こり、主人公が可愛い妹と事件解決に乗り出す・・・のだけど。

この本の狙いはそんなことではないんだろう。
小出しされてくトリックはまぁびっくりするのだけど過去作品の焼き直しっちゃあ焼き直し。

それよりも後半でわかるある事実、そして結末。
これはミステリとしては完璧に破綻している。
作者は確信犯的に書いてるんだろうな。
この結末に笑うか怒り狂うか。(自分は脱力した)
確かに売り文句にあるように今年最大の問題作ではあるかもしれない。

しかし一気に読ませる文章はさすが。
考えたら世界の終わり・・・とかの作者なんだからこんな作品でも違和感はない。(というか葉桜…がイレギュラーか)
面白いことは確かなのでここで立ち読みしてみてもよいかも。


それにしても会話に
ぁぃぅぇぉとかが多用されてるのには参った。ex.「ぁりぇなぃ・・・・・・」
あと実際にあんなオタクはいるのだろうか。
かなりステレオタイプ化してると思うのだけど。


今回かなり軽めの本だったので
次はもうちょい重めでいこうかしらん。
いつになるかわかんないですが。
by cyanosis | 2005-10-12 23:49 | 音 読